著者
青木 陽二
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.53-57, 1999-08-25

江戸時代に来日した欧米人の日記や旅行記を調べることにより,彼らが日本の風景の中で,地形の細やかさ,植生の豊かさ,山上までの耕作,郊外の田園散策路,長崎の入江,富士山,街道の並木を好ましいと記述していることがわかった。記述の中には植物の多様さ,高木の美,新緑,紅葉,熱帯と寒帯の植物なども記していた。彼らはまた,日本人の花好き,旅行好きであること,田畑を庭園のように耕すことなどを記述していた。これらの欧米人の風景記述は,景観評価のデータとして今後分析を試みる価値があると思われる。

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