- 著者
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村上 修一
- 出版者
- 社団法人日本造園学会
- 雑誌
- ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
- 巻号頁・発行日
- vol.64, no.4, pp.352-359, 2001-03-29
- 被引用文献数
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米国のランドスケープ・デザイナー,ガレット・エクボ(1910-2000)の空間理論に対する近代芸術の作用を解明することを目的に,1937〜69年の著作52点を調査して表明される注目対象を抽出し,理論展開との関係や位置づけを考察した。その結果,空間理論構築の契機,基本概念や芸術原理の空間理論への継承や適用,空間特性の応用による多領域性と連続性の共存する形態創出,抽象による形態理念の意見や生成というエクボの空間理論に対する近代芸術の作用が明らかとなった。また,近代芸術の一動向というエクボの理論および実践に対する意識が判明したことを受けて,近代芸術におけるエクボの空間形態の位置づけを明らかにするための課題を示した。