著者
李 樹華
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.58, no.5, pp.61-64, 1995-03-31
参考文献数
39
被引用文献数
1

中国において「盆景」に関連する名称は唐時代から登場し, 清時代まで多様な呼称が用いられた。唐時代には「盆池」「盆山」「盆栽」などがあり, 宋時代には「硯山」「研山」「異石」「石供」「盆石」「盆草」「盆梅」などがある。元時代には「些子景」, 明時代には「盆島」「盆樹」「盆玩」「盆花」「盆景」などの言葉が使われている。清時代には「盆景」「山水点景」「小盆景」「天然盆玩」「梅樹盆景」などがある。本研究では中国の漢籍資料から, 「盆景」に関する名称の出現とその変遷過程及び名称間の関係について考察した。

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