著者
柳井 重人 保田 圭一 丸田 頼一
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.58, no.5, pp.273-276, 1995-03-31
被引用文献数
3 4

本研究では,住宅地における生垣等の囲障分布の実態と囲障に係わる住民意識との関連性等を明らかにし,生垣化推進に際しての問題点や課題を探ることを目的とした。調査対象地区は東京都大田区内の住宅地とし,現地踏査による囲障分布実態調査およびアンケートによる住民意識調査を行った。その結果,生垣の出現率は人口密度等の地域特性の相違によって異なること,ごく身近な接道部の緑の量は,住民の身近な緑の多少感や満足感に影響を及ぼし,それには生垣の存在が深く係わっていること等が把握された。さらに,生垣の所有者は,街並みとの調和等の美観の面での効果を生垣の利点として評価する一方,剪定等の維持管理を負担に感じていること等が把握された。

言及状況

外部データベース (DOI)

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こんな論文どうですか? 東京都大田区における生垣分布と住民意識に関する研究(平成7年度日本造園学会研究発表論文集(13))(柳井 重人ほか),1995 http://t.co/hkQzWRCGWt

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