著者
加納 潤吉 小野 良平 熊谷 洋一
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.65, no.5, pp.845-850, 2002-03-30
被引用文献数
2 1

本研究は,地域の自然環境をいかしたコミュニティ空間としての河川を対象に,コミュニティ内の生活と信仰からなる「空間構成」の原型を把握し,さらに近代以降の空間構成の変容過程と,その要因としての人為的環境変化を明らかにし,空間構成における河川の役割の変容について考察することを目的とした。そして,目黒川沿いに成立し,地形条件の異なる3神社の氏子のコミュニティにおける空間を対象とし,文献およびヒアリング調査を行った。その結果,河川により形成された地形によって空間の領域が規定される等の,複数の空間構成の形態を見出せ,近代以降における空間の変容をこれら空間軸と河川との関係の変化として捉えることができた。

言及状況

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こんな論文どうですか? 目黒川沿川にみる氏子コミュニティの空間構成とその変容に関する研究(平成14年度 日本造園学会研究発表論文集(20))(加納 潤吉ほか),2002 http://t.co/4fkSn5UJ

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