著者
松隈 明彦 岡本 和夫
出版者
国立科学博物館
雑誌
国立科学博物館専報 (ISSN:00824755)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.91-100, 1986
被引用文献数
2

新生代タマキガイ科二枚貝は, 形態学的に近縁各科と明瞭に区別ができ, 化石として多産し, 種ごとの古生物地理学的分布が限られていることから, 軟体動物の種分化の過程を検討するためのよい素材だと考えられている。 日本産新生代タマキガイ科中, これまで未記載であった島根県松江市南家の中新世松江層(川津凝灰岩部層)及び同県出雲市上塩屋町菅沢の中新世布志名層産 Glycymeris (s.s.) の2新種, 埼玉県秩父郡荒川村久那(秩父鉄道浦山口駅北)の中新世平仁田層産 Glycymeris (Tucetilla) の1新種, 並びに沖縄県島尻郡具志頭村, 東風平村及び中頭郡与那城村の鮮新世新里層産 Tucetona の1新亜種を記載した。

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