著者
工藤 保則
出版者
仁愛大学
雑誌
仁愛大学研究紀要 (ISSN:13477765)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.55-68, 2005-03-31

本稿は,都市と地方の中学生の姿を,ネットワーク論を手がかりとして,とらえようとしたものである.論文では,まず,ネットワークの構造の地域別の特徴を示した上で,ネットワークの違いによる意識(特に社会化に関係する意識)の違いについて,M・グラノヴェターの「弱い紐帯の強さ」理論を応用しながら計量的に考察している.それらを受けて,最後に,「中学生の社会化」について,それを10代という文脈の中でとらえる試みを行っている.

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