著者
立松 信孝
出版者
鈴鹿大学
雑誌
鈴鹿国際大学紀要Campana (ISSN:13428802)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.185-211, 2005-03-20

21世紀を迎えた今日,国土が細長く,人口密度の高いわが国にあって,人口,産業,経済,文化等の集積が高い東京〜新大阪間を運行する東海道新幹線は,需要の逼迫,老朽設備の取替え等の課題をかかえている.今後とも,東海道新幹線が国土の主軸として発展していくためには,東海道新幹線に新しい超電導磁気浮上式リニアモーターカーの技術を導入したバイパス路線の役割を果たす高速交通機関として,リニア中央新幹線(以下,リニア新幹線)に期待が高まっている.このリニア新幹線が実現すれば,わが国の広大な市場圏の形成に大きな役割を果たすだけでなく,災害に強く,地球環境に優しい国土形成に大きな影響を及ぼす可能性が高いと思われる.このような視点から,東海道新幹線の果たしてきた役割を通して,リニア新幹線の必要性を明らかにするとともに,わが国の国土形成及び名古屋圏域,三重県,鈴鹿市を中心としてリニア新幹線を活かした受け皿としての地域づくりやまちづくりについての役割について考察する.さらに,リニア新幹線の実現に向けての国家プロジェクトとしての位置づけを明確して,今後の課題について展望する.

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こんな論文どうですか? リニア中央新幹線の現状と今後の課題 : 21世紀の国土形成とまちづくりの視点から(立松 信孝ほか),2005 https://t.co/zHqg4kq7Xw
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