- 著者
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ラウアー ジョー
- 出版者
- 広島大学
- 雑誌
- 広島外国語教育研究 (ISSN:13470892)
- 巻号頁・発行日
- vol.4, pp.125-138, 2001-03-31
32種類の英語学習用コンピュータソフトに関し,広島大学の学生39人を対象にアンケートを試みた。その結果,テレビ番組に基づいて作られたソフトはとりわけ最も人気が高く,その反対に教育用ドキュメンタリーに基づいて作られたものは人気がないということがわかった。TOEIC関連のソフトはかなり人気があった。また,日本語と英語の両方の説明を有するソフトの方が,英語だけのものより統計的に見て明らかに高く評価されていた(p<.05)。最も人気のある会話および聞き取り用のソフトは,Listen! (Heinemann). The Rosetta Stone(Fairfield Language Technologies), Quick English (INS)などであることがわかった。また,学生に人気のある受験対策用ソフトは,「TOEIC実践模擬テスト」(アルク),「CD-ROM版TOEICテストスーパー模試600問」(アルク),「TOEIC(R)テストパーフェクト730点」(アルク)であり,最も人気の高いビジネス英語のソフトは, Dynamic Business English (DynEd)であった。よく好まれた物語ソフトは, Murder She Wrote アスキ-), Beverly 90210 (Sourcenext),Columbo(アスキー)などであり,一番良いと評価されたフィクションもののソフトは,「ジェシカおばさんの事件簿シリーズ」,「英語上達ビバリーヒルズ高校白書」,「刑事コロンボ」(以上すべてアスキー)であった。 NEC International/NHK の「日本文化を英語で語ろう」もかなり高く評価された。