著者
西山 由美子
出版者
和歌山大学
雑誌
和歌山大学教育学部教育実践研究指導センター紀要 (ISSN:09182683)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.133-143, 1994-03-31

中学生の文章表現能力の伸長を図るためのカギの一つは,「構成に対する評価力」を育てることにあるという論については,本紀要No.2に示した。今回の論考では,前回の論に基づき,平成5年4月に入学した生徒40名の生徒の作文自己評価力の変容を追うことにより,構威力を高めるための読書感想文指導のありかたを考察してみたい。研究の対象者である40名の生徒は,1学期の創作文の指導を通じて「起承転結」の構成に関する学習を経験している。今回の実践では,あらすじに終始する生徒が大半を占めた読書感想文(夏休みの課題として出題卜を取り上げ,構成力を高めるための手立てについて1試案を提示してみたい。具体的な方法としては,学習過程の中間段階で「構想発表会」を設定することにより,構成に対する効力感を高めることを試みた。そして,各々の生徒の作文の能力と自己評価力の両面から,構成力の高まりを考察する。

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オープンライセンスの論文だとこれがヒットしたな。効果的な読書感想文の論文の読書感想文というすごく効果的そうな感想文かけるのではなかろうか。 https://t.co/6fY62iGnSO
こんな論文どうですか? 構成力を高める読書感想文の指導 : 効力感に着目して(西山由美子),1994 http://id.CiNii.jp/TWjGL

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