- 著者
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坂口 武洋
坂口 早苗
- 出版者
- 川村学園女子大学
- 雑誌
- 川村学園女子大学研究紀要 (ISSN:09186050)
- 巻号頁・発行日
- vol.16, no.2, pp.91-106, 2005-03-15
地球は宇宙空間に漂う星雲の破片が集まって,約46億年前に誕生した。地球環境が整い約35億年前に誕生した生命は,長い時間をかけて進化を重ねた。人類の起源は,数百万年前にゴリラ,オランウータン等の類人猿から進化したとされる。人類は文明・文化を築き,自然・社会・文化などの生活環境を変化させ,今日に至っている。人類は発祥以来,他の動物同様他かな増加率であった。しかし,18世紀の産業革命以降,急増している。特に1970年代の人口爆発から,地球上で希有な増加が継続し,2004年には64億人となっている。人類が,今後も繁栄存続できるか否かは,生息できる地球環境をいかに維持していけるか,いかに他の生物と共存できるかにかかっている。そのためには,地球の歴史,環境,人類の発祥,文化などを学び,地球環境の保全がいかに重要であるか,生物の命,健康および存続がいかに重要であるかを,叡智をもって考察することが必要である。