著者
張 雪玉
出版者
東北大学
雑誌
東北大学文学部日本語学科論集 (ISSN:09174036)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.107-119, 1991-09-30

〓南語の中で [m] と [b] に二分され, 対応している漢字の読音が北京官話では [m] 声母で読まれる。従って, 〓南語系の人達が北京官話を発話する際に, 特に気を使うことは言うまでもない。さらに, 日本語の漢字音においては, 単語によって, [b] と [m] の二通りの読み方がある。この複雑な事情から, 台湾人日本語学習者が漢語音を読む際に揺れが生じる。小論では, これに関するテスト (調査) を行い, その結果を分析した。結論としては, これらの誤読は話者の心理的要因及び漢語の語形の認識の問題によるものであることを提示した。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 1 favorites)

こんな論文どうですか? 台湾人話者によるバ・マ行の漢語音の誤読問題 : ダ・ナ・ラ行の漢語音にも触れて(張雪玉),1991 http://id.CiNii.jp/TZY4L

収集済み URL リスト