著者
金 智鉉
出版者
京都大学
雑誌
京都大学生涯教育学・図書館情報学研究 (ISSN:13471562)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.203-212, 2005-03-31

視覚障害者の情報環境が点字図書館からインターネットの視覚障害者用ウェヴページヘと大きく拡大した。この変化に点字図書館も対応してきた。初期の活字資料の加工、提供する役割に、インターネットを用いた新たな情報サービスの提供が加わり、点字図書館自ら情報を製作、提供する役割、さらには多種多様な情報の中で必要な情報へのナビゲータ的役割にまでその役割の幅が広かった。このように点字図書館は情報環境の変化に対して、点字図書館独自の役割を果たすことで、その存在意義を保っているのである。

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