著者
市原 恒一 豊川 勝生 山田 健 大川畑 修
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
造園雑誌 (ISSN:03877248)
巻号頁・発行日
vol.54, no.5, pp.191-196, 1991-03-30
被引用文献数
3 7

森林施業が行われている既存の人工林を森林レクリエーションのための森林,すなわち景観的な価値が高い森林に改組する方法について検討している。今回は笠間営林署筑波山国有林のヒノキ複層林試験地の林内景観と森林の構造との関係を,写真および現地における景観評価試験により検討した。写真と現地の試験結果は,おおむね一致した。その結果,複層林は一般の林分より美しく,特に,(1)林内相対照度が大きい,(2)樹幹が通直である,(3)奥行きが深い,(4)奥行きが浅い林分では明るい林外が見通せる,などの条件をそなえた複層林が美しいと評価されることが明らかになった。

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こんな論文どうですか? ヒノキ複層林の林内景観(平成3年度日本造園学会研究発表論文集(9))(市原 恒一ほか),1991 http://t.co/IFa56F4p6D
こんな論文どうですか? ヒノキ複層林の林内景観(平成3年度日本造園学会研究発表論文集(9))(市原恒一ほか),1991 http://id.CiNii.jp/TimsL

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