- 著者
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下見 千恵
- 出版者
- 県立広島大学
- 雑誌
- 広島県立保健福祉短期大学紀要 (ISSN:13420070)
- 巻号頁・発行日
- vol.3, no.1, pp.31-38, 1998-03
- 被引用文献数
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3
本研究は, 看護学生が重症心身障害児をどのように捉え, 看護実習を通して学ぶ要素が何なのかを明確にすることを目的とした。自由記述形式により, 重症心身障害児に対する印象をアンケート調査し, データをKJ法により分析した。その結果, 学生の重症心身障害児に対する印象は, 実習開始時と実習終了後を比較すると, negativeな印象からpositiveな印象へと変化することを確認した。また, 重症心身障害児とはじめて接触した学生は, まず不安になり困惑することが明らかになった。さらに印象の変化に関連する要因として, 若干の知見を得た。その要因とは"笑顔などの重症心身障害児の反応", および"学生がその反応に気付くこと"である。それらの知見をもとに, 小児看護実習における教育方法を考察した。