著者
宇京 頼三
出版者
三重大学
雑誌
人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要 (ISSN:02897253)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.A1-A15, 2004-03-25

パウル・ツェランはルーマニア生れのユダヤ人で、二十世紀後半のドイツ語表記の最大の詩人として後半生をパリで送った。マルティン・ハイデガーは二十世紀の哲学・思想を代表する哲学者の一人である。詩「トートナウベルク」はツェランが南西ドイツのシュヴァルツヴァルトにあるハイデガーの山荘を訪れたあと、ハイデガーのナチズム加担をめぐって書かれたものである。本稿では、この詩「トートナウベルク」が二人にとって如何なる意味をもっていたかを主として、新資料である、ツェランと夫人のジゼル・ツェラン=レストランジュが交わした膨大な『書簡集』(フランス語版)に基づいて考察している。

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“CiNii Articles -  Celan et Heidegger : sur la poesie ≪Todtnauberg≫” http://t.co/h8QmetkTPe
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今夜はツェランとハイテガーの詩「トートナウベルク」をめぐっての論文をちんたら読んでた。ナチズムに対しての詩人の喉につまる怒りを噛み締めて(安ワインを飲みながら)。http://t.co/oAqQr9LQ

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