著者
加藤 宏之
出版者
三重大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2016-04-01

PD後に発症する脂肪肝炎の病態を マウスもしくはラットPDモデルを作成し、その原因をMMP-9 に着目し、解明するため本研究を行った。マウスPD後、HE染色で肝細胞の空洞化がみられ脂肪沈着が示唆された。しかし、マウスにPDを施行すると術後から極度の食欲不振に陥り脱水状態となり24h以上の生存が得られないためRatを用いたPDモデルを作成することとした。ラットにおいてもPD群でTNF-aのmRNA発現上昇を認めMMP-9の免疫染色でもPDモデルで肝MMP-9発現上昇を認めた。HE染色では肝細胞の空洞化、脂肪沈着が認められたがラットでも術後極度の食欲不振を認め48h以上の生存が困難であった。
著者
吉田 淳
出版者
三重大学
巻号頁・発行日
2007-01-01

三重大学大学院教育学研究科博士前期課程学校教育専攻
著者
牧野 朗彦
出版者
三重大学
巻号頁・発行日
2007-01-01

三重大学大学院生物資源学研究科博士前期課程生物圏生命科学専攻
著者
菅原 洋一 SUGAWARA YOICHI
出版者
三重大学
巻号頁・発行日
2013-05-17

本研究は、明治期の銅版画による商家営業案内等の目録を整備し、これを主資料として、商家の活動形態、建築形態を把握し、情報伝達手段としての銅版画の特質を明らかにするものである。東北・四国の一部、沖縄を除く資料約100点の収集と目録作成、分析の結果、これらは①刊行時期が明治10~30年代の20年間ほどに限られる、②作成目的や表現方法が類似する、③全国各地域を対象とする刊行物がある、等の特色があり、明治期商家の実態を全国的な視野で把握できる学術資料として価値があることが明らかになった。 This study aims to clarify the actual conditions of merchants and their houses in the Meiji era by analyzing the merchants guide books illustrated with copper plate engravings. And at the same time, this study aims to clarify the characteristics of the copper plate engravings as the means of communication. By analyzing about 100 books all over Japan, it became clear. 1. They were published only in the Meiji 20s and the 30s all over Japan. 2. The purpose and the expression method of each documents are similar each other, and it is possible to institute comparison between them to grasp the actual conditions of the merchants and their houses. As conclusion, these documents are valuable as the academic resource to analyze the actual conditions of the merchants and their houses in the Meiji era.
著者
武笠 俊一
出版者
三重大学
雑誌
人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要 (ISSN:02897253)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.51a-57a, 2001-03-25

童謡は無名の子どもたちによって長い期間をかけて作られたものである。多くの子どもたちの関わったものだから,そこには大人の思いもよらない深い意味や謎が込められたものが少なくはない。そうした歌の中には,卑狸な意味や大人たちへのあてこすり,深淵な謎かけが込められたものもある。本稿では,子どもの遊びが必ずしも子どもらしい純真な内容をもっとは限らないという前提にたって,こうした謎の分析を試みた。その結果得られた結論は,次のようなものである。上野動物園のお猿の電車を歌った歌の歌詞はたわいないもののようだが,実は「イケナイ絵」についてのお絵かき歌だった。また,「タン,タン,タヌキの…」で始まる替え歌には「たぬきの金時計」という歌詞の別バージョンあったが,それはタヌキというあだ名をもった教員を椰楡したものであった。日本人なら知らない者のいない童謡「通りゃんせ」は,天神様に札を納めにいった母親が神社から帰ることができないという恐ろしい謎かけを含む問答歌であった。
著者
深田 淳太郎
出版者
三重大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究では第二次大戦において海外に残された遺骨の収容活動の変遷と現在の状況を、フィールドワークを通して明らかにした。この変遷は、戦没者が「個人」と「集合的戦没者」の二つの側面の間を揺れ動いてきたものとして理解できた。戦没者を直接見知った世代が遺骨収集活動において求めたのは、自分の家族や友人という「個人」であった。一方で1990年代以降、直接の関係が無い世代が収集活動に関わるようになると、戦没者は集合的にあるいは「数字」として取り扱われる傾向が強くなった。近年DNA鑑定が導入され、再び「個人化」への揺り戻しが起こっているが、これはかつての誰かの家族や友人としての「個人」とは異なってきている。
著者
及川 佐枝子
出版者
三重大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2011

食品に含有するナノ粒子の消化器系における炎症反応の誘導作用を解明するため、ヒトマクロファージ様細胞THP-1および大腸腺癌細胞Caco-2を用い、ナノ粒子曝露による生存率の変化、活性酸素種(ROS)および炎症性サイトカインの産生について解析を行った。二酸化チタンのナノ粒子曝露により、ROSおよび炎症性サイトカインIL-1βの産生が増加する傾向が認められた。また一次粒径が同程度でも、酸化亜鉛の方が二酸化チタンより細胞の生存率の低下およびROSの産生を誘導する事が認められ、粒子の種類により細胞毒性作用、炎症反応誘導の機構に違いがあることが示唆された。
著者
宇京 頼三
出版者
三重大学
雑誌
人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要 (ISSN:02897253)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.A1-A15, 2004-03-25

パウル・ツェランはルーマニア生れのユダヤ人で、二十世紀後半のドイツ語表記の最大の詩人として後半生をパリで送った。マルティン・ハイデガーは二十世紀の哲学・思想を代表する哲学者の一人である。詩「トートナウベルク」はツェランが南西ドイツのシュヴァルツヴァルトにあるハイデガーの山荘を訪れたあと、ハイデガーのナチズム加担をめぐって書かれたものである。本稿では、この詩「トートナウベルク」が二人にとって如何なる意味をもっていたかを主として、新資料である、ツェランと夫人のジゼル・ツェラン=レストランジュが交わした膨大な『書簡集』(フランス語版)に基づいて考察している。
著者
江藤 みちる
出版者
三重大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

不妊は大きな社会問題であり、ストレスの関与が指摘されている。研究代表者はストレス関連生理活性ペプチド「マンセリン」が卵管内腔上皮の分泌細胞に存在することを見出した。本研究では、卵管マンセリンの性周期、発達およびストレス環境下での局在について検討した。マンセリンは生後7日のラットでは発現せず、生後14日で卵管内腔の一部に発現していた。成獣ラットでは卵管内腔に広く局在し、性周期やストレス負荷に伴う局在の変化は見られなかった。視床下部の弓状核ではドーパミン神経と共存し、マンセリンが視床下部-下垂体-性腺軸の調節に関与することが示唆された。
著者
水野 隆文 竹中 千里 原田 英美子 富岡 理恵
出版者
三重大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2012-04-01

コシアブラのストロンチウム集積はマンガンとカルシウムにそれぞれ相関があることが判明した。ヤナギ類、コシアブラおよびタカノツメ木の樹皮中にはCaとSrを含んだ結晶状の物質が観察され、木本植物に吸収されたSrは、樹皮中で不溶性の結晶状物質を形成し、植物体内に長く留まる可能性があることが考えらえた。ヤナギ表皮部分から採取したRNAについて発現量解析を行った結果、Ca結合性タンパク質などの候補遺伝子群が得られた。菌根菌の分布を比較したところ、菌根菌が多いところはセシウム137 が多いことが示唆された。
著者
辻 真理
出版者
三重大学
巻号頁・発行日
2011-01-01

56
著者
太田 伸広
出版者
三重大学
雑誌
人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要 (ISSN:02897253)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.99-118, 2004-03-25

グリム童話では、恋愛結婚の話の数は他の結婚の話を圧倒し断然第1位である。『日本の昔ばなし』にはそれと比べうる恋愛結婚の話は一つしかない。グリム童話では、恋する女性の多くは自立しており、意欲的、積極的である。自由と愛を謳歌している。そして恋の自由としばしば衝突する家の利害も、いざ結婚となると、王家といえどもまったく姿を消す。また、不幸な恋愛結婚もない。これがグリム童話の魅力の一つと言えよう。これに対し、日本の『謎婿』の長者の娘の意思や感情は、家の支配の下で沈黙している。態度も控えめで、大人しく、内向的である。恋愛結婚の数の面からしても、内容の面からしても、『日本の昔ばなし』には、女性の自我の覚醒は見られない。ただ、元来真筆なはずの恋愛と結婚が『日本の昔ばなし』ではユーモラスに語られる。この辺りが『日本の昔ばなし』の魅力の一つかもしれない。
著者
江藤 みちる
出版者
三重大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

突発性難聴などの内耳疾患はストレスが一因と言われる。生理活性ペプチド・マンセリンはストレス呼応性で神経内分泌系を中心に発現している。これまでに研究代表者はマンセリンが内耳に存在することを見出した。マンセリンのストレス性内耳疾患への臨床応用を目指し、マンセリンの局在について発達およびストレス環境下での局在について検討した。マンセリンはラット内耳の有毛細胞シナプスとらせん神経節細胞、延髄蝸牛神経核、橋外側上オリーブ核と、聴覚伝達系に広く存在していた。ストレス負荷に伴い、内耳II型らせん神経節細胞の発現は減少した。よって、ストレス環境下でのマンセリンの聴覚伝達系制御への関与が示唆された。
著者
山本 智紀
出版者
三重大学
巻号頁・発行日
2010-01-01

フーリエは関数を記述する関数系として三角関数系を発見したが,現在,関数を記述できる関数系はさまざまなものが発見されている.その中でも球面上の関数を記述できる球面調和関数系に注目し,偏微分方程式にどのように利用できるかを調べた.