著者
〆谷 直人 鉢村 和男 西田 陽 大谷 英樹
出版者
北里大学
雑誌
北里医学 (ISSN:03855449)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.97-103, 1994-04-30
被引用文献数
2

CRP (C-reactive protein)は炎症マーカーとして血漿蛋白成分の中で臨床的にもっとも利用されているが,その微量定量法の臨床的意義については,なお十分に明らかにされていない。そこで, non-radioisotopic immunoassayの1種である高感度測定装置PAMIA-30 (Counting Immunoassay)によるCRPの微量定量について検討し,迅速性,再現性に優れ,測定感度が0.4μg/dlまで可能であることが分かった。本法を用いて成人の正常値について検討すると,20〜59歳の834名(男性472名,女性362名)では4.0〜235.3μg/dlの範囲にあり,年齢別では若年者よりは高齢者において高値を示し,また男性よりも女性に低い傾向が認められた。

言及状況

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こんな論文どうですか? CRPの微量定量に関する基礎的および臨床的研究 : 第1報 微量定量法(Latex Immunoassay)の基礎的検討,ならびに成人正常値,1994 http://ci.nii.ac.jp/naid/110004696685

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