著者
福田 健文 北島 武志
出版者
日本保険医学会
雑誌
日本保険医学会誌 (ISSN:0301262X)
巻号頁・発行日
vol.92, pp.178-185, 1994-12-15

最近の死亡保険金の支払状況をみると,災害死については高額の保険金が多く,かつ,早期の支払が多いという印象がある。最近の当社のデータをもとに,その傾向を調査検討した。その結果,災害死は若年層において発生件数はもとより死亡指数自体も高かった。それに反して,災害死亡早期支払例においては,若年者の比は低い。又,災害死は第1保険年度で死亡指数が高くその後やや右下がり傾向にあり,逆選択の可能性を示した。個々の事例をみると,災害死か自殺か判定の難しい例もかなりみられた。災害死には特徴的な傾向があり,その死差益に与える影響にこれからも注目しなければならないと考えている。

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こんな論文どうですか? 当社における死因別死亡の推移について : 災害死亡を中心として,1994 http://ci.nii.ac.jp/naid/110004697686

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