著者
角田 正健 渡辺 祐作
出版者
特定非営利活動法人日本歯周病学会
雑誌
日本歯周病学会会誌 (ISSN:03850110)
巻号頁・発行日
vol.30, no.4, pp.1128-1134, 1988-12-28
被引用文献数
6 1

口臭を客観的に評価する方法としてガスクロマトグラフの応用は極めて有効である。しかしながら,その設備の大きさ,価格などの点で日常臨床での応用には問題点が多い。そこで今回我々は,臨床のチェアーサイドで簡単に使用でき,口臭のレベルをメチルメルカプタンを指標として,ppm濃度で表現出来る口臭検知器を開発した。この口臭検知器は,酸化第二錫を半導体とした臭いセンサーを用い,揮発性硫黄化合物をキャッチした際に生じる電流変化を,マイクロコンピューターにて演算処理して,ppm濃度で液晶表示するものである。口臭患者の呼気をガスクロマトグラフ並びに口臭検知器で分析比較した結果,両者はほぼ同じ値を示し,測定精度の高いものであった。このような成績から,口臭検知器は簡便かつ客観的に口臭のレベルを判定することができ,日常臨床において有用なものであった。

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こんな論文どうですか? 口臭検知器の開発(第一報) : 原理と操作法(角田 正健ほか),1988 https://t.co/jny4LI4GSv 口臭を客観的に評価する方法としてガスクロマト…
こんな論文どうですか? 口臭検知器の開発(第一報) : 原理と操作法(角田 正健ほか),1988 https://t.co/aFWQDQlJA5 口臭を客観的に評価する方法としてガスクロマト…

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