- 著者
-
岡部 俊秀
佐藤 聡
鴨井 久一
- 出版者
- 特定非営利活動法人日本歯周病学会
- 雑誌
- 日本歯周病学会会誌 (ISSN:03850110)
- 巻号頁・発行日
- vol.37, no.2, pp.255-271, 1995-06-28
- 参考文献数
- 46
- 被引用文献数
-
4
1
歯間ブラシの毛丈,ワイヤー径,刷掃回数,歯間ブラシ圧の因子がプラーク除去効果に及ぼす影響を検討するため,9種類の歯間ブラシを作製し,模型上で隣接面の人工プラーク除去量を測定し比較検討を行った。その結果,1)歯間ブラシ圧が高くなるに従いプラーク除去量が増加し,30, 40gにおいて有意に高かった。歯間ブラシ圧が40g以上になると,プラーク除去量が有意に低かった。2)毛丈5mmの歯間ブラシが,3mm, 7mmに比較しプラーク除去量が有意に高かった。3)ワイヤー径0.25mmの歯間ブラシに比較し,ワイヤー径0.30mm, 0.35mmの歯間ブラシのプラーク除去量が有意に高かった。4)歯間ブラシの刷掃回数が増えるごとにプラーク除去量が有意に増加した。