著者
奥谷 喬司 江川 公明
出版者
日本貝類学会
雑誌
貝類学雑誌Venus : the Japanese journal of malacology (ISSN:00423580)
巻号頁・発行日
vol.44, no.4, pp.285-289, 1985-12-31
被引用文献数
9

海洋科学技術センターの"しんかい2000"によって, 相模湾東部海域でシロウリガイCalyptogena soyoae Okutani, 1957の生活状態と遺骸堆積を観察した。潜航は1984年6月5日に行われ, 35°01′N, 139°12′E付近, 水深1130∿1000mの範囲であった。シロウリガイの死殻は, 直径数mから数十mのパッチ状に散乱していたが, 生貝は少く, 死殻堆積の中心をやや離れた所に, 体の前半を埋め, 殻を僅かに開いた状態で見つかった。体にはへモグロビンが含まれ濃紫赤色で, マニピュレーターによって破壊されると赤い血が流れ出した。シロウリガイのパッチには, エゾイバラガニと思われるカニ及び束状になった管棲多毛類の群集が伴っていた。

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こんな論文どうですか? 相模湾漸深海帯におけるシロウリガイの生体及び遺骸堆積の観察(奥谷 喬司ほか),1985 http://t.co/o1QGWThnFE
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こんな論文どうですか? 相模湾漸深海帯におけるシロウリガイの生体及び遺骸堆積の観察(奥谷 喬司ほか),1985 http://id.CiNii.jp/T9feL
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