著者
小澤 直子
出版者
日本生命倫理学会
雑誌
生命倫理 (ISSN:13434063)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.174-180, 1991-04-20

臓器移植は医療技術の進歩によって生み出された最も画期的医療であろう。しかし,その医療そのものが他人の死によって成り立つ医療である以上,種々な問題を含むのも事実である。移植医療先進国であるアメリカにおいても,提供者が移植希望者よりはるかに少ない現実において,その移植患者の選択問題をはじめ,高額医療費の問題などが,倫理的,社会的,法律的,経済的にからみあいながら浮上してきている。本論文は,そうした現代のアメリカ医療のジレンマを臓器移植という医療に焦点を当てながら,現状の厳しさ,問題点など,これから移植医療を再開しようとする日本への,必要な提言をおこなおうとするものである。

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こんな論文どうですか? 生と死とその決定(小澤 直子),1991 https://t.co/x7JOaFzfUH 臓器移植は医療技術の進歩によって生み出された最も画期的医療であろう。しかし,その医療そのものが他人の死によって成り立つ医…
こんな論文どうですか? 生と死とその決定(小澤 直子),1991 http://t.co/p5vAhxmXKW 臓器移植は医療技術の進歩によって生み出された最も画期的医療であろう。し…

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