著者
石川 佳治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.290, pp.37-42, 2006-10-10

本稿では,大量の移動オブジェクトの移動軌跡をクラスタリングし要約するための新たなアプローチを提案する.これまで,移動軌跡のクラスタリングに対していくつかの提案が見られるが,移動軌跡間の距離を定義することによりクラスタリングするアプローチが主流であった.しかし,それらの提案では,移動パターンの分布などを直接的には考慮しないため,移動パターンの全体的な特徴が必ずしも表現されないという問題点がある.提案手法では,移動パターンをマルコフ連鎖モデルによりモデル化し,情報ボトルネック法を拡張した情報理論的クラスタリングを行う.情報ボトルネック法では,情報量の減少が少ないような(すなわち,あいまい性の増加の程度が小さいような)クラスタリングを求めることを目的とする.このような考え方を,複数の移動軌跡の要約によるあいまい性の増加と関連づける.本稿ではその基本的な考え方について説明する.

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CiNii 論文 -  マルコフ連鎖モデルに基づく移動軌跡データのクラスタリング(インターネット環境でのデータ工学とディペンダビリティ) http://t.co/hjRGY0af4J #CiNii これめちゃくちゃやろうとしてることに近そうなんだけど、うーんどうしよう

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