著者
尾身 朝子
出版者
東海大学
雑誌
東海大学紀要. 工学部 (ISSN:05636787)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.11-17, 2006-03-31

電子ジャーナルのオープンアクセスの動きは米国の国立衛生研究所(NIH)の助成研究成果論文公開の方針で新しい段階を迎えた。NIHは2004年9月に助成研究の成果については、論文刊行後6ヵ月以内にNIHの電子ジャーナルサービスPubMed Centralにその最終原稿の電子版を提供し、無料公開するように求める提案をおこない、同時に公開意見募集をおこなった。その結果を受け、2005年2月に最終方針を発表したが、そこでは出版社の意向を汲んで論文刊行後12ヵ月以内に変更され、この方針は2005年5月2日から実施された。本稿では、この方針が生まれるに至った経緯やこの提案・方針に関して関係団体や学会・出版社の意見などを解説した。さらにわが国の学会出版への影響についても論じた。

言及状況

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編集者: Was a bee
2009-04-11 00:07:13 の編集で削除されたか、リンク先が変更された可能性があります。

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