著者
国信 真吾 藤崎 博志 富永 浩之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.437, pp.55-60, 2006-12-08
被引用文献数
2

本研究室では,授業中の多様な試験に対応する記入式Web試験DrilLs-Fを開発している.DrilLs-Fでは,小問形式の大量の問題から,分野と難易度を指定して,ランダムに出題する.これまで,情報数学やC言語演習など,情報系学科での基礎科目で数年に亘って運用してきた.実施履歴を分析すると,大量の同時アクセスによる試験実施の遅延,マルチメディア出題におけるデータ転送の負荷,ページ遷移の不備による不適切な受験などの問題点が認められた.現在,これらの検討課題に対応するため,サーバ側の機能のモジュール化による試験実施の垂直分業に取り組んでいる.本論では,垂直分業のモデルを提示し,セッション管理とモジュール間通信の手法について述べる.また,クライアント側への処理の移行として,スタンドアロン対応の自宅試験を実装した.

言及状況

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こんな論文どうですか? 記入式Web試験DrilLs-Fの試験実施の適正分散 : 垂直分業としてのスタンドアロン対応の自宅試験(教育におけるセキュリティ/一般),2006 http://ci.nii.ac.jp/naid/110006162889

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