著者
安岡 茂和
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CPM, 電子部品・材料 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.563, pp.21-24, 2007-03-02

ニッケル水素電池の自己放電のメカニズムを検討した結果、負極から溶解したCoやMnを含む化合物のセパレータや正極への析出物や窒素化合物等によるシャトル効果等による正極の還元が原因であることを見い出した。負極としてCoやMnを含まない超格子水素吸蔵合金を用いることによりセパレータ上の析出物を抑えて自己放電を抑制することができた。この知見を基に自己放電の改良を行った結果、我々は、次世代のニッケル水素電池"eneloop"の開発に成功した(Fig.1)。"eneloop"は優れた自己放電特性に加えて、1000回繰り返し使うことができる。

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こんな論文どうですか? 自己放電を大幅に抑制した市販用ニッケル水素電池"eneloop"の開発(電池技術関連,一般)(安岡 茂和),2007 http://t.co/E4VbqdBU8U

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