著者
小林 克希 高木 直史
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. VLD, VLSI設計技術 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.549, pp.13-18, 2007-03-02

GF(2^m)上の乗算及び逆元計算のための複合回路を提案する.提案回路は,これまでに提案されている複合回路と異なり,構成がGF(2^m)を定義する既約多項式に依存せず,また,入出力される多項式の係数の順序を反転する必要がない.提案回路において,逆元計算は拡張ユークリッド法に,乗算はMSB-firstアルゴリズムに基づいており,それぞれのアルゴリズムの類似性に着目して回路の大部分を共用できるように複合した.複合には乗算と逆元計算で剰余多項式の次数が同一である必要があるため,乗算の場合の剰余多項式を変形して次数を揃え,他の変数もその変形に合わせた.提案回路を論理合成して回路の規模を見積もったところ,面積はそれぞれの回路を別々に持つよりも4割程度小さかった.

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こんな論文どうですか? 拡張ユークリッド法に基づくGF(2^m)上の乗算・逆元計算のための複合回路(演算回路/専用回路,システムオンシリコン設計技術並びにこれを活用したVLSI)(小林克希ほか),2007 http://id.CiNii.jp/aNlHL

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