著者
郭 素梅 小黒 久史 佐藤 美恵 春日 正男 阿山 みよし
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.40, pp.47-50, 2007-05-11
被引用文献数
2

大型スクリーンを備えた映像シアターから携帯端末まで,様々な大きさのデバイスで映像コンテンツを鑑賞する機会が増えてきた.鑑賞者に高い満足度を与えるには,鑑賞デバイスの大きさや周囲の環境などに応じ,感性的効果を考慮した映像コンテンツ作成手法が必要であると考えられる.映像コンテンツが鑑賞者にもたらす感性的効果の評価手段として,反対評価語を両極に置く両極尺度を用いたSD(Semantic Differential)法がよく知られているが,対極評価語を使わない単極評価法も用いられている.本文では,映像コンテンツ鑑賞条件の代表的なパラメータである画面サイズと,色演出やカメラワーク演出を変えて感性評価実験を行う.評価法による差異を検討するため,両極評価法と単極評価法の両方式を併用し,その相違や関係,更にそれぞれの特徴を明らかにする.

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