著者
小池 隆司 佐藤 直
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.44, pp.85-92, 2007-05-11
被引用文献数
1

本稿では,ユーザとプロバイダが協力してスパムメールをフィルタリングする方法を検討している.具体的には,従来利用されているグレイリスティングとベイジアンフィルタリングを組み合わせた手法を提案した.提案手法によれば,グレイリスティングにより,スパムメールによるネットワーク輻輳を回避でき,また,受信者コストを低減できる.また,ユーザがメール内容をチェックし、スパム/非スパムを判定し,その結果をグレイリスティングにフィードバックするため,秘密の保護という電気通信事業法の規定に適合しつつ,スパムメールフィルタリングが実施できる,という特徴を有する.提案方法を実現するためのシステム構成を検討するとともに,実環境での実験例により,スパムメール低減効果を確認した.

言及状況

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「電気通信事業法」といくつかのキーワードでCiNii検索したら1件だけ出てきた。ヤホーの方とIISEC佐藤先生。スパムフィルタの話。 http://ci.nii.ac.jp/naid/110006292274

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