- 著者
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浅野 昌司
宮本 和久
- 出版者
- 日本応用動物昆虫学会
- 雑誌
- 日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
- 巻号頁・発行日
- vol.51, no.2, pp.121-127, 2007-05-25
- 参考文献数
- 17
- 被引用文献数
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B剤の紫外線(UV)保護剤の効果を室内試験で評価する方法として、市販のUVランプ(東芝健康用蛍光ランプFL20S・E、波長270-370nm、ピーク波長:315mm)を照射光源に用い、照射後の生物活性をカイコ2齢幼虫に対する発育阻害活性をもとに評価する方法を検討した。市販のB剤(エスマルクDF水和剤)の1000ppm懸濁液を上記UVランプに1-4日間照射すると、照射日数に対応してカイコに対する発育阻害活性が低下し、4日間で照射前の活性の約1/200に低下した。これに酸化鉄を添加して同様にUVランプを照射すると添加濃度(0.01、0.03および0.1%)に対応したUV保護効果が見られた。酸化鉄0.01%を添加したB剤懸濁液の4日間照射による活性低下は無添加のそれに比べ約1/10に抑制できることが推定された。