著者
野上 大輔 中西 英之 石黒 浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OIS, オフィスインフォメーションシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.79, pp.61-66, 2007-05-25
被引用文献数
1

ロボットを用いた既存の遠隔コミュニケーションシステムはロボットから得られる一人称視点の映像を基に現地の人間と遠隔コミュニケーションを行うものが多い.しかし,一人称視点の映像による遠隔操作よりも,現地に設置したネットワークカメラの映像のような三人称視点の映像を基にした方が現地の人間と遠隔操作しているロボットとの間の対人距離を調節し易く,さらに現地の環境を把握し易いので遠隔操作に適していると考えられる.そこで,我々は三人称視点の映像で現地の環境を把握しつつ,その映像を基に現地の人間のいる場所までロボットを移動させ,移動後はロボットの首に掛けたビデオ会議端末で目的の人物に話しかけるというシステムを提案する.そして,今後はこのシステムを異なる4箇所に設置し,各々の場所からシステムを利用して遠隔地にいながらにして現地の人間とインフォーマルコミュニケーションを行うという運用実験を長期間行う予定である.

言及状況

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こんな論文どうですか? ヒューマノイドロボットアバターシステムの提案(オフィスインフォメーションシステム,グループウェア及び一般)(野上大輔ほか),2007 http://id.CiNii.jp/amsPL

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