著者
安川 あけみ
出版者
奈良佐保短期大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:13485911)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.103-110, 2006

サポニンを含有する植物, ムクロジの界面活性を調べるために, 採取した天然ムクロジ果皮(Mukuroji natural)ならびに市販のムクロジエキスパウダー(Mukuroji powder)の水溶液を調製し, その表面張力, 分散安定性, 乳化安定性について, SDS水溶液と比較した. その結果, いずれのムクロジ水溶液も水溶液の表面張力を42 mN m-1まで低下させ, これはSDS(41 mN m-1)と同程度であった. ムクロジ水溶液の分散安定性は, 1時間以内ではSDS水溶液とほとんど同等であり, 乳化安定性は, SDSよりも少し劣るものの, SDSと同様に長時間保たれることがわかった. さらに, 洗浄力試験により汚れの付着量から洗浄力を評価したところ, ムクロジ粉末には洗浄効果および再汚染抑制効果があり, とくにポリエステルなどの疎水性繊維への再汚染効果は, SDSよりも高かった. しかし, 綿布では天然のムクロジ果皮に含まれる色素が染着し, 洗浄効果を低下させることがわかった.

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