- 著者
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土肥 浩
石塚 満
- 出版者
- 一般社団法人情報処理学会
- 雑誌
- 情報処理学会研究報告音声言語情報処理(SLP)
- 巻号頁・発行日
- vol.1998, no.95, pp.25-30, 1998-10-16
本論文では,Webページの作者がマルチメディア・コンテンツの一部としてインタフェースエージェントを記述し,Webページと連動して実用的な時間内でネットワークからダウンロードした擬人化エージェントを次々と切り替えることができるインタフェース,ビジュアル・ページエージェントVPA(Visual Page Agent)について述べる.VPAのエージェント・キャラクタは1枚の顔写真をもとにして生成される.VSAエディタを用いることにより,誰でも容易に動きのある顔画像キャラクタを作ることができる.このエージェントをWebページと関連づけることにより,ユーザがWebページを移動するたびに,そのページに関係するエージェントが画面上に現われてガイドしてくれる.エージェントはメッセージを伝えたり,またユーザと簡単な音声対話ができる.クライアント側のユーザにとっては,情報発信者の顔が見えるというメリットがある.This paper describes a network-downloadable anthropomorphic interface agent with a realistic face, called VPA(Visual Page Agent). An author can assign the facial image and some properties of the interface agent to own web page as the part of the multimedia contents. Whenever a user opens the web page, the agent with assigned face is downloaded and then appears on a display. The agent equips a simple speech dialog function, therefore it delivers author's messages to the user and can reply simple question.