著者
田中 篤司
出版者
素粒子論グループ 素粒子研究編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.109, no.4, pp.D29-D32, 2004-07-20

量子論では,一般に,複合的な系の時間発展によって,全系を構成する部分同志が(量子的に)絡み合っていきます.本講演は,この絡み合いの過程の半古典論を通じた解析の報告です.特に,複合系として,内部自由度と"外部"自由度から成る量子多成分系(例えば,spinを担う粒子や,電子状態の励起を伴なう核の運動の模型です)を考察します.ここでは,内部自由度のcoherentな量子振動が外部自由度の伏見関数の干渉を誘発する一因であることを報告します.講演では,この量子干渉の破壊と古典的なchaos動力学の関係に言及しましたが,紙幅の都合によりこの点は割愛します.

言及状況

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古典のカオスとか量子物理学・化学をやったひとなので興味深い RT @ronbuntter : こんな論文どうですか? http://ci.nii.ac.jp/naid/110006414440
こんな論文どうですか? 量子多成分系における時間領域の半古典論(1)量子力学とカオスのボーダーのおける基礎的問題,量子力学とカオス-基礎的問題からナノサイエンスまで,2004 http://ci.nii.ac.jp/naid/110006414440

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