著者
篠原 俊一
出版者
素粒子論グループ 素粒子論研究 編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.101, no.3, pp.111-202, 2000

我々の住む世界を、パラメーターのない理論により第一原理から導き出す事が、素粒子物理学の究極の目的であることは疑いのないことである。しかしこの問題に対し、摂動的な弦理論は不適当であり、更に一段階進化した理論が必要とされている。IIB行列模型(IKKT模型)はそのような理論の候補として提案された模型である。それは摂動的弦理論を内包しているだけにとどまらず、いままでは全く手が出なかった非摂動的な問題に解決の糸口を与え、現実世界の記述へ向けた新しい道筋を示した。IIB行列模型では時間、空間と物質はもはや不可分なもので、全てがダイナミカルに影響をおよぼし合うのである。本論文ではIIB行列模型の弦理論との関係、そしてIIB行列模型に特有な性質についてレビューを行う。

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10次元から3次元空間を持つ宇宙が誕生するシミュレーション。 bit.ly/tNiK7H 如何に「効率的」に数値計算したかは発表を待つが、IKKT模型のナンタルカを記した論文を発見。 http://t.co/8CoQSoMB 式の詳細はともかく論理の流れは追えそう。
10次元から3次元空間を持つ宇宙が誕生するシミュレーション。 bit.ly/tNiK7H 如何に「効率的」に数値計算したかは発表を待つが、IKKT模型のナンタルカを記した論文を発見。 http://t.co/8CoQSoMB 式の詳細はともかく論理の流れは追えそう。

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