著者
後藤 健三 岩野 貞雄
出版者
帯広畜産大学
雑誌
帯広畜産大学学術研究報告. 第I部 (ISSN:0470925X)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.660-665, 1969-01-30

供試された6種類のブランデー中,池田ブドウブドウ酒研究所で試作されたものはVitislabruscaを原料とするために,他の4種の四Vitis viniferaを原料とする市販品に比較して香気が著しく異なるが,これらは熟成期間中に樽材から溶け込むタンニン系化合物含量の相異によるほか,最も低級なカルホニル化合物の含量が比較的多く,発酵中に果汁アミノ酸から生成すると考えられる各種のカルボニル化合物含量が少ないためと推定される。最後にこの研究の大要は,昭和40年11月12日日本農芸化学会北海道支部会(函館)において発表された後,農化誌40巻3号(昭41)に要旨が収録されたものであり,ジメチルホルムアミドー水系溶媒による2,4-DNPH誘導体の濾紙クロマトグラフィは文献に記載のないものであることを附記する。

言及状況

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こんな論文どうですか? ブランデー中のカルボニル化合物について,1969 http://ci.nii.ac.jp/naid/110006453108 供試された

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