- 著者
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杉本 大一郎
- 出版者
- 素粒子論グループ 素粒子論研究 編集部
- 雑誌
- 素粒子論研究 (ISSN:03711838)
- 巻号頁・発行日
- vol.49, no.4, pp.D87-D94, 1974
青色超巨星と赤色超巨星の観測される数の比から,(eν_e)(eν_e)相互作用の強さを推定するという問題が,最近どのような決着を迎えつつあるかについて論ずる。この相互作用の結合定数と普通のV-A理論の結合定数の比の二乗をxとすると,天体物理の側面から現在はっきり云えることは,10^<-6>≲x≲10である。1962年以来,観測に矛盾すると思われていたx∽1の場合は,最近になされた星の進化のくわしい計算によって,必ずしも矛盾するとは云えなくなった。