著者
清水 以知子
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.58, no.6, pp.559-586, 1992-09-20

熱力学第2法則の開放系への拡張としての熱力学的ポテンシャル(自由エネルギー)最小原理と、質量・運動量・エネルギー保存則から、非平衡・非静水圧下の熱力学的"力"と"流れ"を定式化する。「局所平衡の仮定」は、第2法則と保存則に基づく熱力学の体系とは相容れないことを示す。熱力学的ポテンシャルの勾配によって"力"を定義したとき、現象論的関係式における相反関係がみたされる。

言及状況

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非平衡熱力学の方がちゃんと発展しているように思えます(非平衡統計力学も発展途中ですが)。テキストが見つからなかったので論文を紹介を(通例、局所平衡を仮定して定義)。http://t.co/g1joigiqGQ @CordwainersCat @aotanisaburou

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