著者
山本 映子 北川 早苗
出版者
県立広島大学
雑誌
人間と科学 : 県立広島大学保健福祉学部誌 (ISSN:13463217)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.111-123, 2007-03

本研究は,理由が判明しないまま不登校を繰り返す小学生の心の理解に,児童に関わる重要な非専門家も加わるコミュニティ援助の具体手段の中で宿題コラージュ法・かばん登校がもたらした効果を検討し,不登校支援に示唆を得ることを目的とした。小学校1年次より,毎年不登校を繰り返し,4年生の夏休み明けから不登校となった男児のコラージュ作品を分析し,「コラージュ法による攻撃性の発見」で得られた特徴が全て含まれていることが判明した。しかし,攻撃性の他に,対人恐怖,自我同一性の問題などが男児の不登校という現象の深奥に秘められていることも示唆された。コミュニティ援助という臨床心理学的対応の結果として,不登校は一応の解決に至った。コミュニテイィ援助にコラージュ制作という専門技法を用いることが,不登校児童への対応の1つの可能性として,活かしていくことが考えられる。

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こんな論文どうですか? 不登校児支援における宿題コラージュ法・かばん登校の効果 : 小学1年次より毎年,不登校を繰り返す事例を通して(山本 映子ほか),2007 http://t.co/6VsSDIf
こんな論文どうですか? 不登校児支援における宿題コラージュ法・かばん登校の効果 : 小学1年次より毎年,不登校を繰り返す事例を通して(山本映子ほか),2007 http://id.CiNii.jp/bNZ5L
こんな論文どうですか? 不登校児支援における宿題コラージュ法・かばん登校の効果 : 小学1年次より毎年,不登校を繰り返す事例を通して(山本映子ほか),2007 http://id.CiNii.jp/bNZ5L
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