著者
北村 純一 西村 敏博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.358, pp.93-96, 2007-11-22

イメージセンサで撮影した際に,撮影画像にノイズが混入する.ノイズには大きく分けて固定パターンノイズとランダムノイズが存在する.前者はフォトダイオードやトランジスタの感度やしきい値のバラツキで発生するが,半導体製造技術の向上によって減少している.今後はランダムノイズが支配的になると予測されている.本研究はランダムノイズの一種であるフォトンショットノイズに注目している.フォトンショットノイズは低照度の環境で撮影した際に特に支配的になる.このフォトンショットノイズを,ウェーブレット変換及び適応的フィルタ処理を用いて低減する.提案手法は従来手法と比較して効果的に画像復元できることが示唆された.

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