著者
西村 敏博 江口 哲治 井上 猛 斉藤 正男 前島 靖 真嶋 政文 平地 克也
出版者
The Institute of Electrical Engineers of Japan
雑誌
電気学会論文誌. D, 産業応用部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. D, A publication of Industry Applications Society (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.117, no.9, pp.1085-1091, 1997-09
参考文献数
17
被引用文献数
5 4

Cardiac pacemaker has to be changed in three to five years for the battery life. A patients must be performed an operation whenever a patient is changed cardiac pacemaker. The method employing secondary rechargeable battery is researched to extend the battery life. The secondary rechargeable battery is transcutaneously charged from outside the body. This paper presents a transcutaneous energy transmission system for a rechargeable cardiac pacemaker battery. The transcutaneous energy transmission system is constructed with a high frequency resonant inverter, a transcutaneous transformer and a rectifier circuit. The secondary transformer is piled and the coupling coefficient and the conversion efficiency are measured with an experimental set up. The results show as follows. The best diameter of the primary center core is 15[mm]. The best output voltage frequency is 10[kHz].
著者
柳 済群 西村 敏博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.506, pp.65-68, 2007-01-19

知能型サービスロボットの自動走行の核心はロボット周りの環境には手を加えず,走行と同時に位置を推定しマップを作成(SLAM)することである.本論文では単眼カメラを使用して,SLAMを実現する情報処理の手法を述べる.また,リアルタイムSLAMのためのシステムのアーキテクチャーを述べる.マップの作成と自己位置の推定は単眼カメラで得られた画像の特徴点を利用する.ロボットは室内で移動しながら一定の間隔で二つの画像を取得する.画像から抽出された特徴点はスケール不変特徴変換(SIFT)と相対位置推定アルゴリズムを利用して3次元座標に再構成される.そして,SLAMをリアルタイムで実行するために,V-SLAM (Vision based SLAM)サーバーを用いる.システムはXscale-CPUを内蔵したロボットと,画像から特徴点を抽出し,マップの作成とロボットの位置を計算するV-SLAMサーバーで構成される.実験結果は±6.2cmの最大の位置誤差の誤差と±5°の最大の方位の誤差を見せた.
著者
北村 純一 西村 敏博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.358, pp.93-96, 2007-11-22

イメージセンサで撮影した際に,撮影画像にノイズが混入する.ノイズには大きく分けて固定パターンノイズとランダムノイズが存在する.前者はフォトダイオードやトランジスタの感度やしきい値のバラツキで発生するが,半導体製造技術の向上によって減少している.今後はランダムノイズが支配的になると予測されている.本研究はランダムノイズの一種であるフォトンショットノイズに注目している.フォトンショットノイズは低照度の環境で撮影した際に特に支配的になる.このフォトンショットノイズを,ウェーブレット変換及び適応的フィルタ処理を用いて低減する.提案手法は従来手法と比較して効果的に画像復元できることが示唆された.