- 著者
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ニザム
田中 貴宏
- 出版者
- 一般社団法人日本建築学会
- 雑誌
- 総合論文誌 (ISSN:13476548)
- 巻号頁・発行日
- no.6, pp.65-70, 2008-02-20
現在のところ、一般的に災害後の瓦礫は撤去されている。しかし大きな災害では、処理すべき瓦礫の量が非常に多く、全ての瓦礫を撤去すると環境に損害を与えてしまう。そこで、本稿では瓦礫のリサイクルを提案している。リサイクルされた瓦礫は、レンガやコンクリートブロックの材料として利用できる他、場所打ち(cast-in-place)手法を用いることにより、これをそのまま利用して家を建てることも可能である。瓦礫のリサイクルは仮設シェルター建設や住宅再建に有効で、またコストも安価であることが指摘されている。また、この方法は、環境を保護すると同時に、コミュニティにとっても有益である。