著者
納富 重雄
出版者
公益社団法人日本セラミックス協会
雑誌
大日本窯業協会雑誌 (ISSN:18842119)
巻号頁・発行日
vol.30, no.358, pp.266-269, 1922-06-20

著者は地質調査所より相馬燒(相馬大堀燒)原料調査の為め福島縣雙葉郡大堀, 苅野, 長堀, 新山, 大野, 浪江の各町村を踏査せり, 含陶土層は片麻岩と第三紀層との境界面に沿ひて狭長な区域を領し, 片麻岩及び花崗質砂岩の風化〓爛沈積するものとし, 花崗質砂及び陶土より成り稍多量の亞炭片を含有す, 生成時代は第三紀の末葉なるべく, 當業者は花崗質砂をドウザリ, 陶土をネバツチ又は単にネバと称す, 現在は樅木曽根より採掘せるも其埋蔵量大ならず, 将来は前田川, 野上川間に豊富に埋蔵さるゝ陶土を採掘するに至るべしと結論せり

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@abarabara この論文の方ですね(相馬燒の原料調査報文 http://t.co/rwcq0A01vn )。僕の知識の範囲ではお答えできないのですが、岡田俊裕『日本地理学人物事典 近代編2』か、同著者の著作か論文に何か出てるかも http://t.co/Ef6MVgG5oD

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