著者
斎藤 恵一 星 裕之 川澄 正史 斎藤 正男
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌 (ISSN:13451537)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.93-98, 2006
参考文献数
10
被引用文献数
1

ジャンルの異なる3種類のテレビゲームをしているときの脳活動を,機能的MRIを用いて計測し比較した.被験者(10名)にプリズム眼鏡を装着させ仰臥して足元先のスクリーンに映し出された画面を見ながらゲームを行わせた.ゲーム中の脳活動を計測し,統計処理により有意な賦活反応を標準脳に描出した.前頭前野に着目すると,複雑なプランニングが必要なマージャンでは左右両側が,リアルタイム応答が必要なカーレースでは右側だけが賦活した.一方,プランニングがほとんど必要ない単純な条件反射に近いリズムアクションゲームでは前頭前野の賦活はみられなかった.必要なスキルの違いによってゲームごとに賦活部位に違いがあることが示された.

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@Zenji1 人工知能の調査を最近しているのですが、ゲームによる脳の活性化は研究論文がけっこう出てますよ。東北大学や東京電気大学の名前がよく出てきます。 https://t.co/sCQDmzm57f https://t.co/KQAQeE4EGG
@Zenji1 人工知能の調査を最近しているのですが、ゲームによる脳の活性化は研究論文がけっこう出てますよ。東北大学や東京電気大学の名前がよく出てきます。 https://t.co/sCQDmzm57f https://t.co/KQAQeE4EGG

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