著者
井庭 崇 三宅 桐子 仲里和
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告数理モデル化と問題解決(MPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.17, pp.97-100, 2008-03-05

本論文では,実空間において,わずかな時間のずれによってコミュニケーションの機会が失われている状況を「すれ違い」と捉え,実際に「すれ違い」が起きているということを, RFID (Radio Frequency Identification) を用いた調査により明らかにする.さらに,RFID と携帯電話のメール機能を利用して,「すれ違い」の存在を可知化するシステムを提案する.このシステムによって,すれ違いが起きている当人たちに,「すれ違い」が起きたことを知らせ,新たなコミュニケーションを誘発することを目指す.In this paper, we focus on the situation of the real space in which a chance of communication is missed by a little time lag. We prove the exisitence of the situation by the experiment with using RFID (Radio Frequency Identification). In addition, we propose the system that makes the walkers know the possibility of communication with their friends near them, with using RFID and E-Mail on mobile phone.

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