著者
平沢 尚彦 藤田 耕史
出版者
国立極地研究所
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.159-169, 2008-06-30

第44次南極地域観測隊のドームふじ基地におけるシーロメータ観測の結果から,雲及び降雪粒子の鉛直プロファイルの季節変化の概要をまとめ,特徴的な鉛直プロファイルを示した.夏季の2003年2月,12月,及び2004年1月には高度1000m以下に明瞭な雲底が検出される場合が比較的多かった.4月から10月には高度3000mから5000m(標高約7000-9000m)層で夏季より高頻度に雲が観測された.極夜期には高度1500m以下の層でストリーク状の降雪が観測され,これまでの研究と比較し議論した.このストリーク状の降雪は地上に近いほど後方散乱係数が大きくなる特徴を示した.

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こんな論文どうですか? シーロメータにより観測されたドームふじの雲・降雪の鉛直分布と季節変化(平沢 尚彦ほか),2008 http://id.CiNii.jp/cqTZL

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