著者
笠原 英明
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
日本建築学会北陸支部研究報告集 (ISSN:03859622)
巻号頁・発行日
no.46, pp.399-402, 2003-07-19

ルネサンス以降の建築家は、古代に関心を示してきたが、特に建築の起源に関する物語は、建築の正当性を主張するためには重要なものであった。フレアールが『比較論』において引用した著作家のうち、最初期の人であるアルベルティは、F.ショエによって分析を受け、起源に関する物語から真理を汲み取った成果を評価される。しかし、彼による物語の考察は、副産物を生じさせる。それはギリシア、ローマの古代建築の優越を正当化する意図のもとに編まれる建築史と、主に比例に関する教義的な美学である。しかし、フレアールによる十七世紀のフランスにおける古典主義の始まりにおいては、以上のアルベルティの帰結すべての有効性が失われていた。

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こんな論文どうですか? アルベルティによる起源に関する物語の参照とフレアール・ド・シャンブレーの古典主義 : F.ショエの分析を通して(歴史・意匠系)(笠原 英明),2003 http://t.co/8op6bAiB2b

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