著者
真田 信治 簡 月真
出版者
日本語学会
雑誌
日本語の研究 (ISSN:13495119)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.69-76, 2008-04-01

日本語と台湾のアタヤル語との接触によって生まれた日本語クレオールが台湾東部の宜蘭県大同郷と南澳郷に住む一部のアタヤル人(のすべての世代)によって用いられていることが観察される。が,その日本語クレオールの存在はほとんど知られておらず,今日までこれに関する学術的な研究は皆無である。本稿では,日本語クレオールの存在を指摘し,その運用状況を紹介するとともに,その言語構造について,公表された教科書3冊を主たる対象として,語順,語彙,名詞の語形,動詞(ヴォイス,アスペクト,テンス等)などに関する分析を行った。これまでのクレオール研究では主に欧米諸語を基盤としたクレオールが取り上げられ,日本語が視野に入れられたことはほとんどなかった。その意味で,本研究は斯界に貴重な事例を提供するものである。

言及状況

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CiNii 論文 - 台湾における日本語クレオールについて https://t.co/JevJA4FsRh
@mtknnktm なるほど、クレオールと言えば日本語の痕跡が微かに見られる事例として、現代台湾語(台湾で使われる北京語ではなく)はなかなか面白いです。https://t.co/UYPeaLre7v

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編集者: Rxy
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編集者: Nnh
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編集者: Nnh
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編集者: Richardkazuo
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編集者: Kos88
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