著者
松田 裕之
出版者
甲子園大学
雑誌
甲子園大学紀要 (ISSN:18815731)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.123-162, 2007
被引用文献数
1

電気を利用して遠隔地間で情報交換を行う画期的なイノヴェーション=モールス電信方式は、自然条件や距離の制約に煩(わずら)わされることなく、地球上どこにいてもリアルタイムでのコミュニケーションが可能な現代型情報通信の起源に位置付けられる。それはまた、電信士という新種の専門技能職も生み出した。彼らは、短点(ドット)と長点(ダッシュ)でアルファベットや数字を表したモールス符号を自在に操り、世界規模で展開した巨大な情報通信網を機能させる。本稿では、電信士という職業が現代の情報通信労働といかなるつながりをもち、そこにどのような影響をとどめているのかについて、アメリカ合衆国を舞台として検討を加えたい。

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松田 裕之 甲子園大学紀要 35, 123-162, 2007

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